今回の本の紹介
知念実希人さんの、「死神と天使の円舞曲」という作品です。
こちらは以前紹介した、「.優しい死神の飼い方」、「黒猫の小夜曲(セレナーデ)」に続く死神シリーズの最新刊です。
レオとクロ、2匹の勇気がきっとあなたを強くする!『優しい死神の飼い方』『黒猫の小夜曲』を超える、予測不能なスペクタクル!黒猫のクロは、今まさに自殺しようとする料理人に出会う。彼は婚約者に拒絶され、さらにその彼女を喪い、絶望の淵に追い詰められたのだ。一方そのころ、ゴールデンレトリバーのレオもまた、新たな「未練」を解決しようと動き出した。「人魂」の噂が飛び交い、不審火事件が続く街で、一体何が起きているのか。すべての謎が一つに繋がったとき、シリーズ最大のピンチが2匹に迫っていた。『我が主様』の命により、動物の姿を借りて地上に降り立ったレオとクロ。彼らの本質は高位な霊的存在、いわゆる「死神」「天使」―。「生と死」に寄り添う隣人たちの、心震わせるミステリーシリーズ第3弾!
ぐっときたセリフ&個人的メモ
・閑話休題(かんわきゅうだい)・・・それはさておき。ともかく。話が横道にそれたのを本筋に戻すときにいう語。
・厚顔無恥(こうがんむち)・・・厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。
感想
1作目2作目は割とぐっとくるセリフが多かったんですが、今回は特になかったなぁというのが第一印象。でも大好きなレオとクロが今回は一緒になって事件を解決するので、その2匹の掛け合いがほほえましく可愛かったです。そして何より、レオに助けられた美穂なんですが、彼女は若くして子宮頸がんで命を落とします。実は今年に入ってすぐ、子宮頸がんの検査で引っかかり悶々とした2か月を過ごしていた私。幸い半年後にまた再検査ということで大事には至らなかったのでひとまず安心だったのですが、こちらの本を読んでちょっとドキっとしてしまいました。知念実希人さんはお医者さんですので、いろいろな病気の描写なのがあります。美穂の娘の穂乃花の病状なんかも、さすがお医者さん~!って感じの展開でした。
次は今の「案内人」がハムスターあたりにでもなって4作目とかもあり得そう!
こんな人におすすめ
・動物が出てくる小説を読みたい方
・ハートフルな作品を読みたい方
・がちがちのファンタジーじゃなくてライトなファンタジーを読みたい方
★いくつ?
全体的評価・・・★★★★★
読みやすさ・・・★★★★★
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