汝、星のごとく 凪良ゆう

読書

今回の本の紹介

凪良ゆうさんの、「汝、星のごとく」という作品です。図書館で予約待ちしていたのがようやくまわってきました。凪良ゆうさんの、「汝、星のごとく」という作品です。今回の本の図書館で予約待ちしていたのがようやくまわってきました。

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ぐっときたセリフ&個人的メモ

・自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?

・誰かに幸せにしてもらおうなんて思うから駄目になる。自分で勝手に幸せになれ。自分は自分を裏切らない。

・人は自分というフィルターを通してしか物事を見られない。だから最後は「自分がなにを信じるか」の問題なんだろう。

・自分の人生の手綱は自分でにぎっていたい。

・自分で自分を養える。それは人が生きていく上での最低限の武器です。結婚や出産という環境の変化に伴って一時的にしまってもいい。でもいつでも取り出せるよう、メンテはしておくべきでしょうね。いざとなれば闘える。どこにでも飛び立てる。独身だろうが結婚していようが、その準備があるかないかで人生がちがってきます。

感想

前回の山本文緒さんの「自転しながら公転する」に引き続き、こちらも最近読んだ本で面白かった本上位です。私は専業主婦で、これといった特技もなく、旦那さんに依存してしまっているので胸が痛かったですね。ぜひいつか娘に読んでもらいたい一冊です。LGBTQ、SNSといったのがここ最近の作品にすごく多く見られるのも時代だなぁと思います。SNSとの付き合い方も難しいですね。前後のことは伝わらず、その瞬間だけが切り取られ、都合のいい解釈をされ、誤解され、拡散される。尚人の人生とは・・・凪良ゆうさんの著書には「さまざまな家族の形」が描かれているのが多い気がするのですが、今私たちの当たり前の家族の形が、もしかしたら娘が結婚するころには当たり前でなくなっていることもあるんでしょうね。

こんな人におすすめ

・いろいろな愛の形のお話が読みたい方

・最近の恋愛小説を読みたい方

・名言の多い小説が読みたい方

★いくつ?

全体的評価・・・★★★★★

読みやすさ・・・★★★★★

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